:: 2005/10/01  00:02 ::

チャイルドライフ・スペシャリストの仕事

大きくわけて5つある[註1].

  1. 子どものニーズを知る.
    1)ラポート(子どもに会う)
    2)アセスメント(評定)とプラン(援助計画).
    3)プライオリティ(優先順位)の決定
  2. 遊びの援助
    1)不安やストレスを軽減する遊び
    2)発達を促す遊び
    3)自立性を育む遊び
    4)自己治癒的な遊び-メディカル・プレイ
  3. プリパレーション
  4. 兄弟姉妹への精神的サポート
  5. スタッフへの教育

このなかで個々に対応するデザインは,実はそう難しくない.何故なら目的が明確であれば容易に解決策としてのデザインが可能だからである.
しかし ,目的達成の前に思想の変化を促すことが目的となるようなデザインとなれば困難である.

スペシャリストの役割は,病院のスタッフ全員に「こども中心の思想」を伝えること[註2],とあるように,思想を伝えるためのツールのデザインが実は重要であり,早急に求められるべきデザインである.
これが,上記の5.スタッフへの教育に繋がるデザインである.

ここでいう思想を伝えるデザインとは,子どもを中心とした(子どもの気持ちになった)ことによって思想の変化を促すことのできるデザインであると考える.
言い換えれば,スペシャリストや看護師自身が気づかない自分自身の振る舞いを子どもの視点から見せることによって気づかせ,子どもへ如何なる影響を与えているのかを気づかせるためのデザインが必要ということなのである.

つまり,チャイルドスペシャリストしかやってはいけない仕事という考え方は支持しない.明確な線引きをすべきが正しいとは考えない.
我々が支持するのは,看護師,保育士,チャイルドスペシャリストを繋ぐデザインがあるということである.

[1] 「チャイルドライフの世界-こどもが主役の医療を求めて」,藤井あけみ,新教出版,2004,pp.111-123,2004
[2] 「チャイルドライフの世界-こどもが主役の医療を求めて」,藤井あけみ,新教出版,2004,p122,2004

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