:: 2005/10/01  00:10 ::

プリパレーションのエリア

入院生活のすべてに関わるものが,文字通り子どもの生活の範疇に含まれるものであるが,プリパレーションを考える上で,病棟を3つのエリア+1のエリアとして考え,それぞれが担う役割とそれを繋ぐシステム,つまりプリパレーション・システムを考える必要がある.

プリパレーションでは,病室と処置室ではその内容に違いがある.プレイルームであれば,ツールを使ったプリパレーションも可能であるし,看護師や保育士やチャイルドライフ・スペシャリストが操作しなくても遊びから入ることのできるプリパレーション用の遊びツールを考えることができる.

それぞれのエリアで行われるプリパレーションがうまく繋がるようにシステムとしてデザインしなければならない(下図).

同様に,諸々のデザイン対象物においてもそれぞれのエリアで必要とされる(何らかの役割を演ずる)デザインを考えること,そしてその繋がりによって効果を増長するためのシステムまで考えることが必要である.

3つのエリアは,病室,処置室,プレイルーム
+1のエリアは,ope室

病室
小児ベッドが生活するベースである.
遊ぶ,寝る,診察を受ける,食事をする,療養する,・・・・・小さくて狭いがこのスペースが基本となる.

処置室
検査や処置をされる部屋である.
治療に対して直接的なことが行われるところである.意識できる最も怖い場所である.

プレイルーム
遊び部屋である.
楽しみが待っている場所である. そして自分が治っていると確信できる場所である.

ope室
手術室である.
意識できない最も怖い場所である. しかしそれを乗り越えれば治ると確信させてあげるべき場所である.

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