:: 2007/02/22  11:43 ::

「入院患児におけるコミュニケーションを支援するツールの提案」

小児病棟のベッド内でエアークッションを用いたコミュニケーション・ツールの提案である.
エアークッションを押すことで触覚・視覚・聴覚に訴える楽しみ方の提案である.


2006年度卒業研究・制作,口頭発表内容,[2007年1月25日]

「入院患児におけるコミュニケーションを支援するツールの提案」

拓殖大学工学部工業デザイン学科 感性デザイン研究室:横山和希
指導教員:岡崎 章

PowerPointの内容は,画面をクリックするごとに次のページを見ることができます. PowerPoint右下に表示されるページに対応した発表内容が下記文章となります.はじめから見直したい場合は,右クリックで巻き戻し,再度右クリックで再生を選んで下さい.

背景

入院患児は治療のため病院・ベッドの中といった閉鎖されたところが生活の中心になっています.この特異な生活環境にいるため他の子どもと接する機会がなくなってしまい,他の子どもたちとコミュニケーションを取ることが出来なくなるとベッドの中でゲーム・絵本・テレビといった一人遊びを多くしがちになってしまっています.

ストレスとの関係

またコミュニケーションとストレスの関係について.
人と接しないと精神的ストレスが溜まってしまいます.
ストレスが溜まってしまうと心と体のバランスが悪くなり,免疫力が低下して治療に悪影響がでてしまいます.

目的

本研究の目的として子どもたちが長時間いる小児病棟のベッド内で使用するものとし,子ども同士でコミュニケーションをとれるツールを提案しました.

研究対象

対象年齢は2歳から5歳としました.
理由としては想像力・把握力・発想力・観察力・コミュニケーション力といった脳力が身に付くにあたって幼児期の2歳から5歳あたりが一番身につきやすいと言われているからです.

研究方法

研究方法として

  • コミュニケーションの取り方についての調査
  • 試作品の制作
  • 北里大学病院小児病棟にて試作品の検証
  • 検証結果をもとに試作品に改良

を行いました.

ツールの提案

エアークッション

本研究では,2種類のエアークッションとクッションに取り付ける4種類の筒を制作しました.エアークッションは空気を通すチューブを取り付けるコネクターの穴の大きさを代え,力のある子ども用とない子ども用の2種類を制作しました.

また,点滴中で手を使用することが出来なくても乗っかることにより自分の体重で潰すことが出来るようにクッションのように平らな形にしました.

筒には色彩や音を楽しむ要素を取り入れ,また相手と楽しめるように相互性や共同性と取り入れました

右上:音が鳴るもの
左上:ボールが動く
右下:飛び出るもの,これは同時にクッションを潰さないと飛び出してきません.
左下:ビーズが舞うもの
4つを制作しました.

一人で遊ぶ場合

遊ぶ相手がいない場合でもコネクターの部分にキャップを取り付けクッションの変わりにしたり,風船を取り付け一人で膨らませて遊べるようにしました.

実験の結果

実験の結果,遊び方を説明していると積極的に参加使用としてきました.また,初めのうちは筒や風船など変化するものに興味を持つが最後にはクッションを潰すことに集中していました.

問題点・改良

問題点として子どもが潰すことに夢中になるため筒とチューブが耐えられなくなりはずれてしまいました.
チューブが外れないようするためにガスのゴム管に使用するクリップを使用して外れにくくしました.

研究成果

研究成果として,現段階ではまず説明できる親御さん・看護師さんと使用します.
相手とコミュニケーションを取ることを支援するツールに関しては具現化できたと言えます.

今後の展開

今後の展開としてエアークッションの色やキャラクターを印刷してバリエーションを増やしていき,また現段階では1対1で使用するため,一人でも多く参加できるようにし多くの友達とコミュニケーションをとれるようにしていきたいです.

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