:: 2010/04/15  14:03 ::

「仕掛け絵本を使った保健行動を支援するリテラシーツール(絵本)」

仕掛け絵本は,患児と保護者(あるいは看護師)が一緒になって作って,手洗いの重要性について話しながら利用できる所謂,健康行動のためのリテラシーツールである.
絵本用のデータをダウンロードして,A4用紙にプリントし,マニュアルに沿って貼り合わせて切り込みを入れると手に入る仕掛け絵本である.

真ん中のページを開いた状態が絵本の始まりとなり,バイ菌のキャラクタにクリップを挟んでそれを一ページ下から磁石で操作して,口の切れ込みから入れて次のページに移ると人体内部にバイ菌が移動していたりする面白さがある.

ツールの詳細について

ツールの無料ダウンロードについて

「仕掛け絵本を使った保健行動を支援するリテラシーツール(絵本)」

拓殖大学工学部工業デザイン学科 感性デザイン研究室:山田健太
指導教員:岡崎 章

仕掛け絵本のよる保健行動を支援するリテラシーツールにてい発表をさせていただきます。

子どもにとって,病気になるメカニズムや注意事項を早期に知ることは病気の要望になります.
しかし,身体の仕組みやばい菌を写真・イラストで示した所謂部分を抽出した提示では,大人と違い理解することは容易ではありません.

そこで保健行動を早い段階で子どもに伝えるためのリテラシーツールを提案することにしました.
保健行動を子どもの身近な例として,理解しやすいための方法を仕掛け絵本で再現できるコンテンツを検討し,効果的に提示できる方法を探りツールを化はいつすることを目的としました.

保健行動とは,Gochmanが提唱したことで知られており,健康の維持・回復・向上に関係する行動と定義されています.
保健行動をストーリーとして表現するコンテンツを,文献調査や看護師らの意見を得て検討して決定しました.

表現方法によってストーリーが容易にしかも明確に分かるようにキャラクターとして表現する方法を検討しました.試作品を製作後,看護学の専門家の意見を取り入れて修正・改良をしました.

製作したツールは,インターネットで無料配信を考慮してマニュアルも製作しました.
試作ツールは,愛知県立看護大学主催の公開講座に参加した親子と看護師さんたちに実際に作ってもらいました.

公開講座で製作してもらった人たちにアンケートを実施しました.参加していた子どもは5歳から10歳で男子が4人で女子が10名でした.キャラクタについての印象は,あえて怖くデザインした意図通りその殆どが怖いという評価を得ました.
公開講座直後に専門家7名との意見交換を行い,キャラクタのイメージを少し和らげるデザインに変更しました.
抽象的だった人体内部の描写を鮮明にし,人体内部に対するイメージを明確に分かるようにデザインし直しました.
製作マニュアルを添付することで視覚的に製作プロセスが分かるようにしました.

ツールの内容は,折ったページを開くことでストーリーの進みを表現しました.ストーリーのスタートは,絵本の真ん中のページからとしました.開いていくページの左側へ進むと原因とそれによる被害,右側に進むとその対処法が分かるというデザインにしました.

キャラクタがページの間を移動する仕掛けを作ることで感染ルート(原因)などを鮮明にして,遊技性を演出しそのことによって理解を深めることを意図しました.

ステージとキャラクタを別にし,バイ菌のキャラクターにクリップ取り付け,それをマグネットで操作して切り込みを入れた口から入れると次のページのどこに移動しているかというシナリオを理解することで保健行動を分かりやすくしました.

絵本が自分の手で容易に作ることができるようにデータをダウンロードしたらA4用紙にプリントすればよいようにしました.これは個人所有のプリンタの出力にあわせたためです.印刷後はのり付けしたり切り込みを入れることで完成できるようにマニュアルも付属させ,言葉ではなく絵を見ることで容易に組み立てることができます.

本研究目的に対して以下の結果を得ました.感染が起こりやすいとされている場所をストーリーとして,構成は単純化し,分かりやすくするためにミクロのモノを視覚化して表現しました.折ったページを手で開いていくことにより感染ルートの経緯がより分かりやすくなっと考えています.また.身体内部やバイ菌など一部をリアルに表現することで,視線を誘導でき意味を高めることができたと考えています.

参考文献はこの通りです.

ご静聴ありがとうございました.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ツールバーへスキップ