Child Life-Design.comについて

チャイルドライフ・デザインという新しい概念をかかげてツールの開発プロセスをWEBサイトで公開を開始したのが2005年4月8日である.
これより数年前から,入院した子どもの心と付き添う保護者の心に配慮した感性デザインが必要であると感じ,
2004年に北里大学病院小児病棟3Aの看護師・師長に共同研究の提案をしたことからこの研究はスタートした.
その1年後に取り組みを公開したのが当サイトである.

チャイルドライフ・デザインとは,子どもの入院生活のすべてに渡り,
大人の知り得ぬ恐怖心や自責の念から解放し,治癒効果を高めるためのデザインのことである.

小児病棟における入院生活は,外部からは見ることのできないブラックボックスの社会である.
例え見ることができたとしても子どもが入院したときに限られるため,とても改善の提案はできない.
多くの親が子どもを看てもらっているという負い目にも似た感情がそれを阻止してしまう.
入院が長期になればなるほど,その感は大きくなる.
人質を取られていると思う親もいるのである.

このブラックボックスの社会をデザインが置き去りにしたのは,
市場原理が処置の効率を上げるためだけに焦点を当てて,
子どもや保護者の心へ配慮すべき重要性に気がついていなかったからである.
気づいていたとしてもなおざりにしてきたからである.

言い換えれば,デザインは『快の感性の増幅』に焦点を当て,『負の感性の軽減』に焦点を当てなかったからである.

当サイトでは,ツールの開発プロセスを示すことで,
小児看護という社会における子どもの心に配慮したデザイン展開が,
保護者のリテラシー,看護師のリテラシー,患児自身のリテラシーのためのデザインへと拡張していくことと,
そのために必要な開発システムの必要性を示している.

管理人プロフィール

岡崎 章/OKAZAKI akira

[okazaki-a@childlife-design.com]
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感性デザイン.com

博士(感性科学)[Doctor of philosophy in Kansei science](筑波大学)
「デザインにおける感性の働きに関する研究」
The function of Kansei in Design Process

デザイン学修士(筑波大学)
「製品に於ける“わかりやすさ”についてのユーザ・インタフェースの設計に関する研究」

所属学会等
日本デザイン学会 / 感性工学会 / 医療の質・安全学会 / 日本小児看護学会 / 日本小児保健学会

拓殖大学 大学院工学研究科工業デザイン学専攻 教授 [感性インタラクション研究室](2008年4月-現在に至る)
拓殖大学 工学部 工業デザイン学科 准教授(2002年-2008年3月)
筑波大学 芸術学系 専任講師(1997年-2002年)
筑波大学 感性評価構造モデル構築特別プロジェクト専従研究員 (1997年-2002年)
東北芸術工科大学 デザイン工学部 生産デザイン学科 助手(1992年-1997年)

武蔵野美術大学 デザイン情報学部 非常勤講師 (2004年-現在に至る)
慶應義塾大学 理工学部 非常勤講師 (1999年-2009年度)

Ⅰ.科学研究費 [筆頭]

[研究種目] 平成24年度科学研究費補助金基盤研究(B)
[期間] 平成24年-26年
[研究課題名] 入院患児の負のイメージ心理変化量を定量的に評価するツールの開発
[研究経費] 16,640,000円

[研究種目] 平成20年度科学研究費補助金基盤研究(B)
[期間] 平成20年-23年
[研究課題名] 恐怖感・不安感に対してカスタマイズ可能なインフォームドアセント用ツールの開発
[研究経費] 18,070,000円

[研究種目] 平成17年度科学研究費補助金基盤研究(B)
[期間] 平成17年-19年
[研究課題名] 入院患児に対するプリパレーション・システムの構築とその効果
[研究経費] 10,500,000円

[研究種目] 平成13年度科学研究費補助金基盤研究(B)
[期間] 平成13年-14年
[研究課題名] 遠隔操作ロボットを用いた感性評価構造モデルの構築
[研究経費] 7,000,000円

Ⅱ.科学研究費[研究分担]

科学研究費 
[研究種目] 平成27年度科学研究費補助金基盤研究(C)
[期間] 平成27年-29年
[研究課題名] 発達障害の種類と程度に則しカスタマイズ可能なプレパレーション・ツールの開発

[研究種目] 平成25年度科学研究費補助金挑戦的萌芽研究
[期間] 平成25年-28年
[研究課題名] プレパレーションツールの効果的な構成要素と蓄積・提供システムに関する研究

[研究種目] 平成24年度科学研究費補助金挑戦的萌芽研究
[期間] 平成24年-26年
[研究課題名] 入院児の発達段階と性差に則してカスタマイズ可能なプレパレーションツールの開発

[研究種目] 平成22年度科学研究費補助金基盤研究(C)
[期間] 平成22年-24年
[研究課題名] 小児がん患児・保護者と看護師のための食支援ヘルス・リテラシー・サイトの開発

[研究種目] 平成21年度科学研究費補助金挑戦的萌芽研究
[期間] 平成21年-23年
[研究課題名]入院中の小児に対する事故危険回避教育ツールの開発

[研究種目] 平成20年度科学研究費補助金基盤研究(B)
[期間] 平成20年-23年
[研究課題名]成人移行期の小児慢性疾患患者の心理的社会適応を高める多職種協同患者中心型看護モデル

[研究種目] 平成17年度科学研究費補助金基盤研究(C)
[期間] 平成17年-18年

[研究課題名] インタラクティブメディアを用いた10代の小児慢性疾患患者の心のケアモデルの開発

[研究種目] 平成14年度科学研究費補助金萌芽研究
[期間] 平成14年
[研究課題名] 触覚(Tangible)インタラクションを用いた感性情報メディアの研究

[研究種目] 平成13年度科学研究費補助金基盤研究(B)
[期間] 平成13年-14年
[研究課題名] 3Dデザイン発想支援における感性の働きの解明と感性評価構造モデルの構築

[研究種目] 平成13年度科学研究費補助金特定領域研究(A)
[期間] 平成13年
[研究課題名] SCS方式とWeb方式ハイブリッド化した遠隔教育システムの開発

[研究種目] 平成10年度科学研究費補助金基盤研究(C)
[期間] 平成10年-11年
[研究課題名] 感性評価構造モデル構築基礎実験のための遠隔操作鑑賞ロボットの開発

Ⅲ.科学研究費以外に受けた研究費およびプロジェクト

拓殖大学 工学部 採択型研究
[期間] 平成23
[研究課題名]  心理的変化を物理量に置き換えて評価するツールの開発

拓殖大学 工学部 採択型研究
[期間] 平成22
[研究課題名]  易感染性小児がん患児のための食支援ツールの開発

拓殖大学 理工学総合研究所 個人研究助成
[期間] 平成19
[研究課題名]  小児骨髄穿刺用プリパレーションのためのカスタマイズ可能なツールの開発

NTT東日本
[期間] 平成16
[研究課題名]  パーソナルポータルPFのインタフェースデザイン

NTT東日本共同研究
[期間] 平成15
[研究課題名]  PersonalPortalSiteの感性評価

拓殖大学 理工学総合研究所 個人研究A
[期間] 平成15
[研究課題名] 不可視オブジェクトの可視化表現方法と感性評価に関する研究

筑波大学 科学研究
[期間] 平成12年
[研究課題名]  3D鑑賞時における感性行動と感性評価に関する研究

東北芸術工科大学 特別研究
[期間] 平成9
[研究課題名] プロダクトデザインの表現技法に関する研究

東北芸術工科大学 特別研究
[期間] 平成6
[研究課題名] ユーザ・インタフェース・デザイン

受賞

2013年7月 第7回キッズデザイン賞,「負のイメージ心理量を定量的に評価できるツールの開発」

2013年6月 日本デザイン学会 グッドプレゼンテーション賞,「子どもの心理量を評価するツールの開」,2013.6.24

2012年11月3日 拓殖大学 総長賞
チャイルドライフ・デザインという新しい概念を創り進めている研究等を評価して[2011年度グッドデザイン賞受賞等]

2012年7月 第6回キッズデザイン賞
Someoto(染音)」 2011.7.13

2012年6月 日本デザイン学会 グッドプレゼンテーション賞
「高リアリティ,且つ,低恐怖感の視覚刺激表現に関する研究」 2012.6.24

2012年3月 Best Paper Award
「Development Of A Foods Information Service System For Parent Of A Childhood Cancer Patien」,
The Clute Institute International Academic Conferences(Session Title: Educational Technology), 2012.3.13

2011年10月 2011年度グッドデザイン賞
「概念モデル可視化ツール“rami”」2011.10.3

2011年6月 Medical Design Award 審査委員特別賞
「小児がん食事基準の可変性に対応した携帯サイト」 2011.6.19

2010年7月 第4回キッズデザイン賞
「看護師と患児の関係を密にして安心感を支援するツール」

2010年05月 2010 KOSES & JSKE Cooperative Symposium 優秀論文発表賞
「The development of the conceptual model visualization program」

2009年08月 第3回キッズデザイン賞
「CVカテーテル用パレーション・ツール“KIZUNA”の開発」

2008年11月 拓殖大学 総長賞
小児患者の立場に立った一連の研究・活動を評価して[2007年度グッドデザイン賞特別賞受賞等]

2008年9月 日本感性工学会 優秀発表賞
「小児骨髄穿刺におけるプレパレーション・ツールの開発と効果」

2008年6月 日本デザイン学会 グッドプレゼンテーション賞
「動体検知を用いたストレスコーピング・ツールの開発」

2007年11月 医療の質・安全学会 ベストプラクティス優秀賞
「入院患児に対する術前プレパレーション・ツール“Smile”」

2007年10月 2007年度グッドデザイン賞(中小企業庁長官 特別賞)
「入院患児のための手術用プレパレーション」

2000年10月 日本感性工学会優秀論文発表賞
「鑑賞用リモートコントロールロボットによる感性行動」

学術論文・作品

Making a Model for Controlling Child Patients' Visual Pain during Preparations,
Gi-Dong OH, Hiroo YAMANAKA, Akira OKAZAKI, Junko HATTORI,Transactions of Japan Society of Kansei Engineering Vol. 14(2015) No. 2,p.269-276,Released: April 30, 2015

Developing Informed Consent Tool for Relieving Fear for Cataract Operation,
Oh Gi-Dong, Okazaki Akira, Hattori Junko,International Symposium on Affective Engineering,ISSN:2187-5413,Vol.13 No.1,95-100,2014

主観量の評価ツール,岡崎 章,心理学評論,56巻1号,129-142,2013

A Research about Developing Informed Consent Tool for Relieving Fear for Cataract Operation, Oh Gi-Dong, Okazaki Akira, Hattori Junko, International Symposium on Affective Engineering, CD-ROM, 8 March 2013

製品の感性評価ツールの開発 ―概念モデルの可視化を中心に―,崔共碩・岡崎章,日本感性工学会論文誌 11(2),289-295,2012

入院患児のための心理量評価ツールの開発,田崎慎也・岡崎 章・服部淳子・山下利之,日本人間工学会誌 48(2), 79-85, 2012.4.5

入院中の小児に対する危険回避教育ツールの開発,原田 泰・岡崎 章・服部淳子・森 園子・西原みゆき・山口桂子,日本デザイン学会 デザイン学研究作品集 vol.17,76-79,2012.3.30

Development Of A Foods Information Service System For Parent Of A Childhood Cancer Patient, Akinori Toguchi, Wakiuchi Hayata, Hitoshi Sasaki, Tomoko Sumiyoshi, Akira Okazaki, Kazunori Mizuno, The Clute Institute International Academic Conferences, 295-299,March 13, 2012

易感染性小児がん児の食生活支援モバイルサイトの開発,住吉智子・伊藤望・田中美央・柿沼佐代子・岡崎 章・今井千速・今村勝・村山稔子,木村看護教育振興財団看護研究集録,Vol.18,.49-58,2011

The development of the concept quantitative visualizer "rami",Hong-Seok Choi・Akira Okazaki,Proceedings of the 2nd International Service Innovation Design Conference(ISIDC2010),269-274,2010

Literacy tool development for child patient of adult shift period,Shinya Tazaki・Akira Okazaki・Mitsue.Maru,Proceedings of the 2nd International Service Innovation Design Conference(ISIDC2010),205-208,2010

The Development of the Conceptual Model Visualization Program, Hong-Seok Choi・Akira Okazaki,Korean Journal of the Science of Emotion & Sensibility,Vol.13 No.3,573-580,Sep.2010

手軽さと効果を考慮したプレパレーション・ツールの開発,伊藤弘樹・岡崎 章・内藤茂幸・吉川佳孝,日本デザイン学会デザイン学研究作品集,Vol15 No.15,78-83,2009

デジタルクレーモデラーを用いた感性評価方法の提案,田崎慎也,岡崎 章,日本感性工学会論文誌 感性工学研究論文集,第8巻4号(通号24号),1113-1120,2009

Interface Design for Assisting Explanation to the Parents of Invalid Children before Kidney Biopsy,International Service Innovation Design Conference 2008, OH Gi-Dong, Akira OKAZAKI, Takayuki Shibata, Shigeyuki Naitoh, 389-399,200810月22日

小児看護におけるプレパレーション・ツールの開発,伊藤弘樹・岡崎 章・内藤茂幸・吉川佳孝,日本デザイン学会研究論文集第55巻第2号通巻188号,pp.97-106,2008年7月

Development of an Illustrated Book for Medical Preparation Attentive to the Mind of Children with Illness,International Symposium for Emotion and Sensibility 2008, OH Gi-Dong, Akira OKAZAKI,Koji ONDA, Kouki ITOH, Harada Yasushid, Shigeyuki Naitohe,Kikkawa Yoshitaka,Emotion Research in Practice,114-117,2008年6月

Measurement and Verification of Painter's Eye Movements when Appreciating a Painting,Shinya Kono・Hiroki Ito・Akira Okazaki・Akira Kijima, International Conference on Kansei Engineering and Emotion Research 2007,No.114(CD-ROM)

Development and Effectiveness of a “Preparation Tool” in relation to Pediatric Bone Marrow Puncture,Kouki Ito・Akira Okazaki・ Shigeyuki Naito・Yoshitaka Kikkawa,International Conference on Kansei Engineering and Emotion Research 2007,No.43(CD-ROM)

入院患児に対する術前プレパレーション・ツール岡崎 章・伊藤弘樹・恩田浩司・内藤茂幸・吉川佳孝,日本デザイン学会誌デザイン学研究作品集第12巻第12号通巻12号,24-27,2007年3月

CGを用いた不可視オブジェクトの可視化と触感表現に関する研究,恩田浩司・菊池 司・岡崎 章,日本デザイン学会研究論文集第52巻第3号,pp.41-48,2005年9月

Webグループウェアにおける視覚情報によるアウェアネス支援に関する研究,望月 敦・菊池 司・小野塚達也・工藤崇伸・岡崎 章,日本デザイン学会研究論文集第52巻1号,pp.27-36,2005年5月

Visual Simulations of Hand TouchingIntroducing Elastic Deformation and Color Change,Youhei Ishiguro・Tsukasa Kikuchi・Akira Okazaki,Proceedings of NICOGRAPH International 2005,pp.55-60,2005年4月

パーソナルポータルPFのためのユーザインタフェースデザイン,岡崎 章,呉 起東,菊池 司,小野塚達也・工藤崇伸,日本デザイン学会誌デザイン学研究作品集第10巻第10号,pp.52-55,2005年3月

Webナビゲーション技術にみる情報デザイン・情報視覚化の最近の動向,菊池司・伊藤 貴之・岡崎 章, 芸術科学会論文誌Vol.4,No.1,pp.1-12,2005年3月

デザイン領域の新たなる広がりとしてのExperience Design, 菊池 司 ・工藤芳彰・岡崎 章 ・木嶋 彰 ・古屋 繁,芸術科学会論文誌Vol.3,No.1 35-44,2004年3月

A Study of the Digital Media Design Education Methodology and Application of Japan and South Korea,Oh, Gi-Dong,Akira Okazaki,Jeong Jae-Wook,Makoto Okamoto,Journal of the Asian Design International Conference Vol.1 11,K-38(CD-ROM) , 2003年10月

The Development of Method for Visually Simulating Clouds for Outdoor Views -The development of a CG animated production support tool for cumulonimbus cloud simulation based on particle- ,共著,Journal of the Asian Design International Conference Vol.1 61,G-31(CD-ROM) , 2003年10月

イスラム文化におけるカリグラフィーを題材とした3DCGコンテンツの制作,共著,芸術科学会論文誌Vol.1,No.4 167-175,2002年12月

Appreciation Behavior based on Kansei in a Virtual Art Museum using VRML,Akira Okazaki,SeungHee Lee,Akira Hirotomi,Akira Harada,The 5th Asian Design Conference International Symposium on Design Science,CD-ROM,2001年10月

Appreciation Behavior based on Controlled Robot, Kapros toward Kansei Evaluation Modeling,SeungHee Lee,,Akira Okazaki,Akira Hirotomi,,Akira Harada,The 5th Asia Design Conference International Symposium on Design Science CD-ROM, 2001年10月

Modeling Kansei:An Analysis of how People Appreciate Art through a Remote Controlled Robot,共著,The 5th Asia Design Conference International Symposium on Design Science CD-ROM, 2001年10月

モバイルオブジェクト技術を用いた遠隔ロボット操作システムの実現, 松原克弥・加藤和彦・前山祥一・油田信一・岡崎 章・原田 昭, ,コンピュータシステム・シンポジウム論文集,Vol. 2000,No.3,pp.147-154,2000年11月

KANSEI Elements of User Interface for the Networking Robot,共著,The 4th Asia Design Conference International Symposium on Design Science CD-ROM,1999年10月

The KANSEI Behavior in the Real Museum and in VRML,Akira Okazaki・Hiroya Igarashi・Akira Harada,The 4th Asia Design Conference International Symposium on Design Science,pp.701-710,1999年10月

The Visual Information Processing for Remote-Control Robot,Akira Okazaki・Hiroya Igarashi・Akira Harada,The 3rd Asia Design Conference Proceeding Vol II,627-634,1998年10月

Feedback System for Product Design Using Interne,Akira Okazaki,The 2nd ADC,pp.885-888,,1997年10月

手の動きと形からのデザイン,岡崎 章・渥美浩章,日本デザイン学会研究論文集第43巻5号,pp.5-12,1997年1月

など.

特許

1.概念モデル可視化システムとプログラムと記録媒体,特許第4831788号,出願日:2011年9月7日

2.心理量測定ツール,特許第5078188号,出願日2012年1月12日

その他の研究成果