:: 2007/02/21 18:54 ::
光りと音によるディストラクション・ツール
[2006年4月:北里大学病院小児病棟3Aに提供予定]
このツールは,疼痛を光りと音によって注意を逸らすことによって緩和するためのツールである.
先行研究である 万華鏡によるディストラクション・ツールを病棟で使用してもらった評価を受けて改良したものである.
左図:指でくるくる球を回している.光りはブルー,オレンジ,レッドなどに自動で変色する.
その場で,指でくるくる回した後の状態である.
液体の中で金粉が舞っている様子が分かる.
音は著作権の問題があるためミュートしているが,音に合わせて回して遊ぶことができる.
なお,上図のオレンジ色の球は,オレンジ色のアクリルに穴が開いており,回すことで小さな透明な球を入れて遊ぶものである.
市販の空気入れを用いている.
逆弁に取り付けているので,押すと空気は吸われる状態にある.
球は,吸引され,上がって行く.
手を離すと,球と筒の僅から隙間から空気が漏れてゆっくりと落ちていく.
球が光っているのは,下からLDで照射しているためである.
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